〜あややヒットパレード!〜(秦野)

遅まきながらも松浦秋ツアー初参戦。
5曲カットの前の段階を見ていない私は恐らく負け組み。
しかし、なればこそあややさんの現在の不調の実情を探るべく挑もうと決意。
はたしてそこにあったものとは一体?


あややヒットパレード!〜(秦野)


新宿から小田急秦野市渋沢の駅へ。
連番のヲタも突然の訃報を聴き放心状態。
外はいつしか雨。
せめてライブくらいは目の前のステージにいる人に
集中しようと自分に言い聞かせる。


会場までの道にヲタ影が少ない。
ライブともなればこんな小さな地方都市でさえ
その熱気に押され空間が歪み始めるものだが。
開演10分前会場着。
会場内にはおだやかな空気が流れている。
地方だからこうなのか。それともあややコンだからそうなのか。
悪いとは思わないが、やや物足りない。
一般人も多いが、ぱっと見
ごっちんコンの地方とあまり変わるものではない。


1、ドッキドキ!LOVEメール
2、トロピカ〜ル恋して〜る
(小MC)
3、THE LAST NIGHT
4、THE 美学
(VTR)
5、GET UP ラッパー
6、SHALL WE LOVE
(Long MC)
7、I know
(VTR:「クイズ あややオタック9」)
8、GOOD BYE 夏男
9、ね〜え?
10、桃色片思い
11、LOVE涙色
12、Yeah!めっちゃホリディ
−encall−
1、草原の人
2、笑顔に涙


これが本公演のセットリスト。
後半の方はうる覚えの箇所が多いので間違っていたらご容赦。
どうやら前日の厚生年金で変更箇所がいくつかあったようで、
自分の予期していたセットリストとは若干異なる点が
あったのはよかったです。
しかし、ナビ壊が聴けなかったのが残念。
もう聴く機会も少ないでしょうから。


ドッキドキはイントロだけで瞬殺。やっぱいいよ、あの曲。
そして序盤で指さしを頂く。悪いもんじゃない。
ラスナイは初めてまともに聴いたのですが、全然あり。
CD音源よりも濃く出ている松浦の丸っこい声質も
それはそれで味のあるボーカル。
ライブでなら一聴に値する曲です。
ただ、セットリストはこの曲を生かしきれていない。
まぁそれを言うと全体の選曲自体の問題になるけど。


あとは徒然とはしゃぐ。GET UP ラッパーは良かった。
あややさんの曲紹介の仕方(あの言い方の妙がもろにはまる時がある。)
からイントロへの流れ。そして曲の久し振り感と
面白さがとてもいい方向に流れていた。途中であややさん躓くw


めちゃホリや桃色、美学やトロピカ〜ルのサビのフリが自然に出来てしまう。
なんだかんだで結構あややコンには行ってたんだなと気付く。
それに少しセンチメンタル。
ラストらへんでの盛り上がる箇所。
かつてのインパクトと安心感は薄れ、しかしながら
そこにいたのは健気とも言える一人の少女の姿。
あややが楽しんでるのか、嬉しい瞬間なのか、
苦しいのか、安心してるのかといった感情が
前より格段に伝わってくる。
いや、それは単に自分が戸を開いたからかもしれないが、
それはかつてサイボーグと呼ばれた時期の、あややよりも
自分にとっては図らずも魅力的でした。


アンコール。草原の人を歌い出す。
左右に揺れるあやや
気持ち良さそうに歌う。
その姿を見てこちらまで心地よくなる。
張り巡らされたオーラが少なくなった分、
"あやや"という絶対的強者でなくなった分、
この歌が直に伝わってくる。
間違いなく本公演最大のハイライト。
この歌とナビ壊が刺し違えたのなら、それはそれで納得。
今まで聴いたどの草原の人よりも良かった。


悪い悪いと言われながら行ってみたものの、
そこまで悪い印象ではなかったです。
きちんと歌えていたし、苦しそうな部分もなかった。
ただ、全体的にコンパクトになってしまったという印象。
ヲタの盛り上がりもそう。あややのオーラもそう。
そしてその両者を総合して、
ライブとしての盛り上がりもそう。


なんか、MAXの値が低いように思います。
ヲタ全体が、現状に何らかの妥協をしているよう。
それはいけないと思う。
ヲタが妥協したらあやややスタッフもそういう方向に動いてしまう。
あややはまだ死んでない。確かに苦しい時だけれども。
確かに魅力は半減しているかもしれない。
でもさ、そういう時こそ下で押し上げていく役割を果たすのが
ヲタってもんじゃないのかい?
もらってばかりでいいのかい?
元気貰ったり楽しい思いをしたのなら、
返していこうよそれを。
返せるチャンスなんだよこれは。


と、戯言。今度、横浜国大夜に行きます。
今度は地方ではなくて都市部。
関東ラストということもありヲタも集まりもなかなかの
ものになるのではと思います。
なのでそこで改めて感想を。
あと、MAX値は低いながらも、その範囲の中でとてもいいライブでした。
それだけは確かです。