〜真金色に塗っちゃえ!〜(厚生年金)

既にツアーは中盤。客席フロアの前列は取り外され
空中には客席の音声を拾うためであろうか、マイクが左右にぶらんと浮いている。


東京厚生年金
東京は新宿にあるハロプロ御用達の会場。
かつ、後藤真希ツアーにおいては、何度にも渡り極致を演出してきた場所。
そして今回もそう。既にホールはDVD撮影用のセッティングがぬかりなくなされており、
集う者達も既にその事を承知。
曇り空の中、熱い休日が始まった。


まず私が参戦してきたのは土曜の昼夜と日曜の夜です。
にしても東京はどうもあれな奴等が若干多くて。特に日曜。
でもそれでも東京公演のそれに比べれば段違いにマシなもの。
ただ良質のファンに混じり粗相を起こしたがる輩がいるのはやはり泣き所。
だから遠征に重みが出たりもするんですけどね。


まず土曜昼。
MCで最初になんか気付かない?とヲタにアピール。
むう、若干髪型が変わった気がする。
ちょこっとなんだけど髪を切ったー、と満足気に話すごっちん
話は1歳の姪っ子へ。
最近三輪車によく乗って、後ろに付いた篭に姪を入れて遊ぶのが好き
と語るごっちん
不意に投下された爆弾に萌えまくるヲタw
で、こないだたまたまそれで遊んでたらお客さんが来て、
その様子をおもいっきり見られてしまったそう。
で、その姪っ子がとても可愛くて、小さい頃の自分の写真にそっくりだと
語るごっちん
言葉のあや発生。いやいや昔の自分の話だよと弁解するごっちん
と、そこで当然の様にヲタもフォロー。今のごっちんもかわいいよ!
それを聞いてごっちんさん「否定はしない」w
なんかいい気分になった。と上機嫌の後藤さん。
そんな姿を見てヲタ萌えまくりw


そして稲葉さんとの掛け合いコントでも一個ポイントが。
恒例の、会場名書けるかな〜?と稲葉さんが煽るところ。
(ついで言うと新潟五月蝿い。賞味期限過ぎてる。)
ちょっとカチンときてたのか、ごっちんさん、
「大丈夫だもん!」とマイクを通さずに生声で抗議。
そのあまりの可愛らしさに大の大人が(以下略
それにしても2階席前方というのにも関わらず、
その言葉がはっきりと聞けて良かった。
自分は府中には行ってませんが、例の件は耳にしてたので。
それにしても、新潟の「テルサ〜」に続き、ごっちんの生声。
これはヤバスギル。


その日の夜もこれまた素晴らしいサプライズが。
また2階にいたんですけど、珍しく誤爆飛んできまくり。(誰かいたのか?)
かつコントでなんと周りが着席しだしたので、
立ってるのが自分だけと言う状態になっていたんですけど、
直後ごっちんさんが向けるライトがまっすぐこちらへ。
こりゃビックリ。(遠隔レス成功?いやたまたまか。)
そして何故かごっちんさんの首にはタオルが。
そろそろあれやちゃおっかな〜と何かを企むごっちん
自己紹介行くよ!と椅子から立ち上がろうとして、
黄色の葉っぽい衣装が引っかかって中々立ち上がれないごっちんさん。
(ちなみにまわりは数人がカイジ並にザワザワ。俺まだ気付かずw)
そしてようやく椅子から立ち上がり、いくぞー!と叫んだ時点でうわっ!と思い出した。
何故そこに置いているのかすっかり目的を忘れていた(公式w)タオルを急いで手に取り、
「一等〜、二等〜、三等〜、四等〜、後藤真希でーす!」
と頭の上ででか目のタオルをぐるぐるぐる〜と回す観客とごっちんさん。
ハロモの四休さんでいつぞや話題に挙がった自己紹介ネタを
ここ、全然自己紹介しなくても大丈夫そうな東京厚生年金にて初披露w
そして、やりきった感に包まれた会場。大満足。


そしてコント冒頭で達成感に包まれた会場にさらに追い討ちをかけるが如く、
ごっちんにそこに立って!と要求する稲葉さん。
さらに、左右に揺れて!と要求され、葉っぽい衣装で左右に揺れるごっちん
そこですかさずリズム乗っかり「みのむしちゃん」と稲葉さん。
萌えたね。ああ、ここは萌えた。稲葉さんGood Job!


と、サプライズ溢れる土曜に対して、日曜はDVD撮影もあってか、
コーナー等はそれよりもややベーシックな印象。
ただ特筆すべき点といえば、原色GAL。
大サビラストの「派手に行くべ!」というフレーズのところで
マイクをいきなり客席に向けてそこだけ合唱。というか絶叫w
アドリブ的に飛び出したにも関わらず、ヲタも難なくカバー。
印象的な場面になったと思います。
そしてこの原色GALという曲。ツアー中盤で関東に戻ってきてから
また一ランク、いやそれ以上レベルを上げ続けています。
最初の松戸でラストにこれが登場した時には、
これは去年よりは劣る、と思ってたんですけどね。
曲が物凄い勢いで成長して来ている。
そこに集う者達によって、曲が新たな段階へ進もうとしている。
そんな風に映りました。
忘れちゃいけねぇ、曲の進化も、ごまコンの醍醐味。


そしてそれを盛り上げる要因の一つが、その前からの曲の流れ。
ひたすらageageの「盛り上が〜」は言うまでもなく、
その次に挟まれた「オリビアを聴きながら」がとてつもない
高揚を生み出しています。
ひたすらに汗をかいた後に、ごっちんが歌い上げる壮大なバラード。
素晴らしい舞台演出(一階前列に価値があるとしたら、ここに集約される。)と
ともに、感動は最高潮。そして上がり切った状態で原色GAL!
曲と曲の相互作用による通常ありえない反応というのは、
まさにライブセットリストの魅せる技。素晴らしいです。


あと、これも関東に戻ってきてから感じたんですが、
バラードにより幅が出てきた様に感じました。
サヨナラのLOVE SONG」は、劇中の悲しさからは一段落し、
むしろ悲しい物語をやさしく包むような語り部の様に。
涙の星」はより声が伸びやかになり壮大なストーリーに。
「秘密」は矛盾した哀しさを綴るため、より心の深くで
ひっそりと歌い上げる。
いよいよを以って、後藤真希の歌唱がさらに上の段階へ達しつつある。
そう映りました。と同時に、このツアーで最初に抱いていた印象。
このライブはダンスあってこそのもの。というのが変化しつつあります。
勿論ダンスはあって当然な要素なのですが、それと同様の価値と力を
持つものが、後藤真希の歌唱。
つまり、このライブは歌とダンスがあってこそ。
今ではそう感じています。
しかしながらまだまだ完成形などではない。
全てはここから始まる。
東京公演中にも、涙の星の2コーラス目の「あなた」というフレーズの
「あ」を印象的に歌う部分が公演を追うごとにあまり目立たない
感じになっていきました。
まだまだ流動的。だからこそ、この次を見に行こうと思わせられます。


そして2日目夜公演ではアンコール後の最後のMCが感動的。
「こんなに熱く応援してくれるみんながいて、
 自分を支えてくれるスタッフの皆さんがいて、
 私、贅沢って言うか、とても幸せです。」(概意)
言葉が終わった途端、溢れ出したかのようなごっちんコール。
ありがとう。
不意に、人差し指を口にやるごっちん。それを見て瞬時に静まり返るホール。
「どうもありがとう」
届いたよ!2階の俺のところにも届いたさ!
マイクを使わずに発したごっちんのその一言に、会場は割れんばかりの歓声。
そして
「みんなの事ずっと見てるから、これからも私の事見ててね!」
ありがとう、見続けるさ。


終演後はいつもの如く互いの健闘を称えあう時間。
特に日曜の夜は両脇に通路挟んでたのが嘘のようにw
物凄く熱い奴等がいまして、最後にその一人(リーマン風)と握手から抱擁までw
そしてのけぞって叫けんだ瞬間に後ろに転倒。階段に尻餅。
やべぇ、フラフラw
その姿に握手した人もちょっとビックリ、でもみんな笑顔。
最高!最高だな、ごまコンって。


そしてライブ後は軽く飯を食った後、いつものように酒を買い帰宅。
数時間後、その酒の味はすっかり変わっていましたが。


さぁ、次回は倉敷。そしてそこから6月は秋田以外で会場コンプの予定。
遅ればせながらようやく私も始めさせて頂きます。
ここからが大本番。