〜あややヒットパレード!〜(横浜)

バイト終わりで空は曇り。東横線に飛び乗り向かった先は桜木町
あややヒットパレード。参戦は今回で二回目。そしてラスト。
会場内にはDVD用だろうか?カメラがセットされており、
関東ラストという事も相まってヲタの雰囲気もやや高め。


結論から言わせて頂きたい。
凄く、想像していたよりずっと楽しかった。
いいライブだったと思います。
様々な意見があるとは思いますが、
松浦亜弥の作り上げるステージとして、
本公演は極限まで完成されたものだと映りました。
セットリストは秦野と同じ。ロングMCにはI knowのフリ講習。
余談として、この最中であややさんの思いつきか、
間奏のフリを一部変更してそれを客席側もやるようにというお達しがありました。
こういう雰囲気もいいですよね。
曲数は、確かに少ないとは思います。
しかし、それに不足は感じなかったです。
世界は十二分に完成されていました。


曲ごとに取り上げるのならば、
3曲目のラスナイ。
ライブにこそその本領が発揮される曲だと思い知らされました。
松浦のボーカリストとしての能力がいかんなく発揮される曲です。
歌い手としての基本的な技術と、それを踏まえたうえでの
歌詞の咀嚼など精神面からの歌への向かい方。
その二つが完璧です。
歌が上手い人とはこういうのを言うんだろう。


アンコールの草原の人。
ライブに限りこの曲は好きです。いや、好きになりました。
CD音源の草原の人と、歌い方が全く違うんですね。
ライブの方が松浦らしいというか、より生身で歌っている気がします。
この曲だけ、どうも松浦の曲らしくないなと感じる事がありまして、
別に遊びの部分があるとかないとか、そういう事じゃないんですけど、
元々企画色が強い曲で、言うなればカバーじゃないですか。
歌ってる松浦と、松浦自身の間に、
妙な隙間があるように思えて仕方なかったんですね。
それが今回、ようやく松浦の曲になったなと、そう感じれました。
そしてそこに生まれた世界は、ライブ中でも1、2を争う
ハイライトとなっていたと思います。素晴らしかった。


この2曲以外にも見るべき点は多くあったと思います。
夏男のイントロでスクーターで駆けるシーンや
GET UP ラッパーでの稲葉との掛け合い。
そう言えば、稲葉とのコンビももう1年以上になりますね。
秋以降すっかりそれが板に付いて、コンサートを盛り上げる以外の
何ものでもないと実感しました。
確かに松浦の休憩部分にもなりますが、しかしながら
MCの掛け合いやバックダンサー、そしてツインボーカルなど、
見せ方の幅を広げてくれています。
これはこれで、十二分にありだと、思います。
来年もこの2人で是非回って欲しいですね。
あとは、稲葉がダンスチームやユニットなどを持って、
完全に松浦を休憩させられる時間が作れればいいんですけどね。


全体として、素晴らしいライブだったと思います。
あと最後に、終演後に100回のkissのカラオケが流れる中で
どこからともなく歌が歌われだし、それが全体に伝播していく
という感動的な光景が見られました。
既に半分程のヲタは会場から出ており、
大合唱とまではいかなかったのですが、
最後にアウトロで拳を突き上げながら歓喜の声を上げ、
歌が終わった後に続いた拍手の嵐とあややコールは
今まで聞いた中で一番のものでした。
恐らく、これを長い間待ってた人も多かったのではないかと想像します。
何かの契機であややコールや大歓声を引き起こしたいと
思ってはいたものの、そのきっかけがなかなかなかった。
そんな中で、ようやく、ラスト前に横浜であややコールが起きた。
あの瞬間にあった感情は、決してあややを称えることだけでなく、
ようやくそれにこぎつけた事への安堵と充実感も含まれていたのではないでしょうか。
私はそう感じました。


もしこの公演のDVDが出るのなら、買ってみたいですね。
もう一度見たい、聴きたい部分が沢山あるので。
あと、松浦亜弥は、やはり歌に尽きると再確認しました。
これが今回の公演で得た最大の収穫。
来年の横浜国大ホールも、行ってみたい。